就活ガイド

社会人マナーについて

まず始めに

今回は、社会人に必要なマナーについてご説明します。

部活動に入っている方は、先生や目上の方から礼儀・マナーを厳しく指導されている方もいらっしゃるかと思いますが、社会人のマナーは学生時代と比べて少しだけ厳しくなります。

ここでは、大切な5つのポイントをご紹介します。ポイントをしっかりおさえておきましょう。

挨拶

これは学生時代からも変わらない習慣です。明るく、元気な声で挨拶をしましょう。
目上の人とのコミュニケーションでは、目下の人から先に挨拶するのがマナーです。

なぜ挨拶をしなければならないのか、皆さん考えたことはありますか?それはズバリ、気持ちいい職場をつくるために必要だからです。

「おはようございます」「行ってまいります」「ただいま戻りました」「いってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」「食事にいってまいります」「いらっしゃいませ」「お先に失礼いたします」「お疲れさまでした」

特に上記のような挨拶は必ずするようにしましょう。

身だしなみ

人の印象は第一印象でほとんど決まってしまうと言います。先輩社員や社外の人から良い印象を持ってもらうためにも清潔感のある身だしなみが重要です。

男性の場合、女性の場合でポイントが異なりますので細かくチェックしていきましょう。

男性の場合
  • スーツやシャツに汚れやシワはありませんか?
  • ネクタイが曲がったり、結び目のゆるみありませんか?
  • 髪は適切な長さですか?前髪が目にかかっていませんか?
  • 歯はきれいにしてありますか?必要であれば口臭対策をしましょう。
  • 挨拶の時にはボタンを留めていますか?
  • 靴はきちんと磨かれ手入れがされていますか?

女性の場合

  • 仕事がしやすい髪型ですか?
  • 髪の色は極端なカラーリング・脱色をしていませんか?
  • ヘアーアクセサリーが目立ちすぎていませんか?
  • 化粧に清潔感はありますか?化粧くずれしていませんか?
  • 口紅の色は派手すぎませんか?(白っぽいもの、ブラウン系は避けましょう)
  • スカートの丈は短すぎませんか?
  • 爪は長すぎませんか?マニュキアは派手すぎませんか?
  • ヒールは高すぎませんか?(3~5cmが良いでしょう)
時間厳守

毎日の通勤に遅刻しないのはもちろん、会議や打ち合わせなどでは常に5分前行動を心掛けましょう。

「時間」や「約束」にルーズだと社内の信頼、お客様の信頼を失います。
ただし、交通機関の乱れなどでどうしても約束の時間に間に合わないこともあるでしょう。
時間に遅れるようであれば、必ず相手に連絡を入れることがポイントです。

言葉づかい

学校でも先生や先輩には敬語を使うと思います。
社会人も同様に言葉づかいには気を付けましょう。ポイントは、敬語を正しく使うことです。

敬語の使い方は細かくチェックしていくとキリがありません。
しかし、最も大切なのはコミュニケーションを取る相手に対して敬意を示すことです。

ここでは間違えやすいものを一つだけ紹介します。

社外の人との打ち合わせでは、“社内の人”の話をする際には敬称はつけません。

  • 悪い例 「山田部長ですか?はい、いらっしゃいます」
  • 正しい例 「山田ですか?はい、おります」

最初は慣れないかもしれませんが、少しずつ覚えていきましょう。

報連相

入社した後の研修で教わるかもしれませんが、社会人では「報連相」が必須です。
「報連相」とは「報告・連絡・相談」のことです。

一つずつ確認していきましょう。

報告

報告とは、上司からの指示にたいして、部下から経過や結果を知らせることです。
例えば、部下に仕事を任せた上司としては、任せた仕事がきちんと進んでいるのか、気になると思います。
仕事の進み具合などは、しっかり報告できるように準備をしておきましょう。

上司から進み具合を聞かれる前に、自分から報告ができるようになるとベストです。

連絡

連絡とは、簡単な情報を関係者に知らせることです。
上司や部下など立場に関わらず、誰でも発信者になります。

ここでは、自分の憶測や感想などはなるべく入れずに、事実を確実に知らせることが重要になります。

相談

相談とは、判断に迷うとき、どうしたらよいか分からないときに、上司や先輩、同僚などに意見を求めることです。
相談をしなければならない理由は、事前にミスやトラブルを防ぐためです。

分からないこと、迷うことがあるときに相談することは決して悪いことではありません。
相談もしっかりすることで、「信頼できる部下」として認められるようになります。

さいごに

以上が社会人マナーの基礎になります。覚えることが多いと思った方もいらっしゃるかと思います。
ただ、入社前にすべてを完璧にしておく必要はありません。ゆっくり覚えていきましょう。

こうしたマナーを覚えなければならない理由は、年齢や出身、考え方などがそれぞれ違う人たちが、お互いに気持ちよく働くためです。
入社後も先輩社員たちに教わりながら、社会人マナーを身につけていってください。